2014年6月6日金曜日

2014年5月の短歌 反抗期です

ゆるふわな脳みそなりに考えたやっぱりみんな滅んでしまえ

被食者と捕食者と同じバスに乗り段差の多い町を去りゆく

メロドラマみたいな夢を見てしまうそして卑屈な自分が愛しい

制度的予告抑制支配欲世俗に塗れ歌え聖歌を

くだらないファッキン嫉妬繰り返す毎日僕らまな板の上

ショッキングピンクに悪趣味蛍光の黄緑乗せて蠢いて夜

大人でも糞とか言うのこれはただ今更ながらの反抗期です

伸ばされる大きいだけで頼りない人の手のひら弱めに握る

言葉とか自転周期が同じでも分かり合えないだから楽しい

決めたなら守ってみろよ不甲斐ない猫背に乗った聖職像め

ああ死のう今日のやぎ座は最悪と朝のテレビは呑気に笑う

苦しいと嬉しいの波繰り返す瞼一枚隔てた距離で

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