明日は晴れよしんば誰か祈るでしょサプリメントの亜鉛はまずく
エンドレス四半期追従白熱の締日連鎖で消えるぷよぷよ
溜め込んだ泥沼のなか脳だけが自己主張する刺さる痛覚
立ち並ぶ高層ビルの夜景群きれいと思えないのはいつから
持ち帰る荷物の重さ何もかも知らなくていい時もあったね
金曜日にくいつらいが連なって甘くて重いケーキになるよ
新しい星座を一緒に作ろうかゴミ箱型の点を繋げる
関係の終わりが見えて靄がかるやたら愛しい跳ねる襟足
あらゆると弛むゆるゆる流れ出す許す赦さず燃る夕鶴
反撥の所以だれかにかしずいた弔い文句捨ておく真昼
祈りつつ墜落してく雨の甲わたしにくださる後悔のあと
色校に乳房の肉を指定する赤鉛筆の硬い爪先
救済の童話聞かせて眠らせる君の非を責めつややかな頬
ダメじゃないサジタリウスの歌唄い宇宙の果ての私を愛せ
舌を出し白目を剥いて覆すさみしいなんて容易じゃないよ
呼ばれたらすぐ来ることを知っていて消せない電話番号がある
白和えの味付けに住むお母さんユウくんエリちゃん知らぬ人妻
後悔を(ポクポクチーン)する事に(ポクポクチーン)慣れてはいない
駅ホーム先頭で待つ人たちへ墨黒の羽背中に生えて
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