2015年2月6日金曜日

題「雪」 歌会たかまがはら1月号

歌会たかまがはらさんで、2015年1月号「雪」というお題で
短歌募集をされていました。採用歌で気になったものをご紹介。

雪の白 心を病んだ友だちへけれどもきつく投げつけている
(虫武一俊さん)

わけなんて知らないほうがいいこともある心臓を流れ降る雪
(虫武一俊さん)

言葉は意思を持って人に伝えられるけど、
感傷すべてを伝えられるわけではない、と思っています。
が、虫武さんの短歌はもう、その自分の考えを
否定してくれるわけで。快い裏切りとでもいいましょうか。


自分は下記を投稿。またもや作れない状況で過去歌。

雪みたくポップコーンを散らばせるあの子のように泣き叫べたら

強い人弱い人みな雪のなか選ぶじゃなくて奪い去ってよ

電線の雀のように身を寄せて信頼なんてしてはいなくて

どうせならキャトルミューティレイションの話をしよう雪が止むまで

雪が降るエロイエロイラマサバクタニ道は容易に外されるもの

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