だいすき、ときらい、は同じ温度持ち五才児母はからから笑う
牛乳を雪平鍋で温める砂糖ひとさじかなしいふたり
君のこと好きとか軽く言えなくてでも言いたくて大事とか言う
不愉快を柔和な面に飼っている私はお前がすこぶる恐い
美男美女しか恋なんて許されぬ誤解を解いて走れダーリン
その人の広い背中に影落とすまだら模様の冬の木漏れ日
巣と餌を往復してく蟻たちよお前らみんな潰してやりたい
恵まれていると思える勘違い生クリームの角たてる朝
赤い爪食べられないとは知っているそれでも摘みたい毒蛇苺
3/31 夜は来る(地球四十六億年ぶんの)不安を引き連れてきて (二玉号) pic.twitter.com/MP99HGcD6G
— 食器と食パンとペン (@syokupantopen) 2015, 3月 30