かわいくも小さくもないあくびしてあなたの髪に手ぐしを通す
022:砕
できるだけ醜く固い武器がほしい罪悪感を砕けるほどの
023:柱
二人して初冬の甘い氷柱噛む心は見えないからいとおしい
024:真
減らず口叩いて起こす持久戦真綿で首を絞めてやるから
025:さらさら
パステルのださいメタリックなピンクか弱さ持つ気はさらさらないの
026:湿
陰湿で片付くほどにかわいくて体内に飼う汚い悪魔
027:ダウン
終わりへのカウントダウン始まってあなたは猫を抱き締めている
028:改
知らぬ間に更改しゆく春の木々hallelujah叫ぶひたむきさ持ち
029:尺
無視をした舐め取る視線蛇のよう尺骨橈骨並べ玉骨
030:物
贖物に欠けたグラスの口紅を拭う手指のか弱さ強さ
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