チョコチップクッキーまみれ指の味発狂思考に足りない刺激
魂の重さの分のキャラメルを頬張りながら雪道を行く
言い訳を100パターンは用意して正しさをまだ信じていたい
なけなしの卑屈抱えて時を乞う露悪するほど愛しく思え
飲み込んだ言葉胃の腑を焼いていく甘苦しいだけ熱を絶てない
誠実で時々頭が悪いとこ全部合わせて好きだったんだ
何もかも暴力的に押し流しいっそ奈落へ落ちて行こうか
寄る辺ない保証人欄空きのまま角砂糖ただ溶けていくのみ
情交を果たさぬうちに流されるかつて一部であった青い血
痛みまで愛せと記憶は語らって音階みたいな叫びを上げる
嘆けとて余白の目立つ書類たち紙飛行機にし消えてしまえよ
想像の見えない海に潜りこむ世界にたった一人の呼吸
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