空っぽの重たい頭持ち上げて真正面から臨む激情
浅はかな私の世界の中心を誰かにしたいそんな週末
星の降る夜道に吼える虎なので皮肉を全て噛み切ってやる
選ばれぬように身動ぎ縮こまる砂ばかり噛む貝ですらない
平成ももはや三十路を待ちわびるノストラダムスの裏切り者め
飴玉のように名前を転がして虫歯になりそうどこもかしこも
好きだって肯定だけで許されて悪いこと全部否定するだけ
金網を撫でて傘先研ぎながら走る影すらにじむ後悔
春が来てむしる花びら綺麗でしょう重たいだけの依存のようで
眠れない星たちどうか落ちないで祈りは雨の太鼓に消える
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