欲しい物要らない物を書き上げて全部あんたで上書きをする
音楽のドレミファソラシド例えばさ声を分類しないで今は
陸上で息ができない気がしてて祖先の努力恨んでみたり
悲しさや苦しい細かい感情は誰も開けない冷蔵庫の中
うつくしい露悪と醜いたしなみと私が選べたあらゆることを
全・肯定、私あたしに我輩に第三者的期待をかける
怖いの、と怯えた目をして見る魚、あるいは神と誤ってた日
動脈の上に匂いを積み重ね畜生なりのおめかしをする
炭酸の抜け切るコーラ片腕に耐えられぬ重さだれかの呼吸
バラバラのわたしきちんと纏まった私まだまだ親指しゃぶる
酔い口に言葉の価値を知るからに絶対言えないただ一言が
長袖の長さが足りず笑い合うそういう風に生きあえている
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