2017年2月24日金曜日

過去の短歌 白いとこだけ

イバイバの反対、なんて最後までおどけて笑ういとおしい人

八月の嵐みたいな君を抱く 愛おしい、否、苦おしい、否

銀色の光あるいは幸福な子供時代の寄る辺無い夜

ぐちゃぐちゃになってやろうと飲み過ぎてうるさいだけの帰巣本能

きょう君に声をかけると決めて踏む横断歩道白いとこだけ

100人中1人と私しかいない肯定の中走れペガサス

腐敗した再生産を繰り返す寝たい抱きたい何も言わない

こんなにも優しい人は溢れてて私の欲しいものは足りない

形あるものなら君に見えているジグソーパズルのピースは足らず

生きている間は死ぬとか言わないで缶詰チェリーを溶かす唾液に

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