淋しいと言ってどうにもならないとわかってるのにどうにもさみしい
概念の毛布の中で嘘を吐く耳の中には海を飼ってる
月だって太陽だって沈むから不純はとても美しいのだ
安心を得たら今度は不安だねそういう人を好きになったね
わがままを言えどどうにもならないよ一人ことこと煮る春野菜
殴られた人の顔見慣れ夜は更けまともな顔はうつくしいこと
自らを誠実と吹く人の群れ恥じらい知らぬ人たちの群れ
春の夜迷子になってしまうから光る手首を見せてほしいよ
浅ましいそう思えるだけマシだとか路地裏夜更けふたりぼっちで
好きなのは一番辛いリステリンどうでも良いほど春は嫌いだ
自由にも体力のいる時代だね信じもしない占い見つつ
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