2017年9月8日金曜日

2017年8月の短歌(1) うるさい口を

不良たるゆえん棒付きアイス噛む歯型残してそういう夏で

戯れに意味なく言いたいマザファッカー結婚記念日だったね確か

さよならを告げられる日はいつもより多め重ねる白粉の雪

好き勝手すればいいでしょ赤い髪我が物顔で歩む生活

嫌いなのそういう風に火を付けて煙草の煙くゆらす夕日

針に糸通す指先爪の先そういうとうとい時をあなたと

好きになる人が自分を好きなわけありえないわけないわけないか

神様に御礼を言って今日を閉じ悪魔に夢を売って暮らそう

上を向きかわいそうって可愛くてうるさい口をふさいでほしい

駅ホーム私の邪心を詰め込むに足りない幅の黄色いライン

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