エイプリルフール、だなんて笑う人ぜんぶ嘘ならどんなにいいか
日陰しかないような場所探しては弔い文句呟いてみる
シャツの襟はだけたままで歩こうか今日も淋しい追い風が吹く
穏やかに互いの屑をぶつけ合う本当はきみ、私の神だ
山百合のまだらのように美醜あり一秒一瞬永遠になれ
すぐばれる距離ではかない嘘をつく掌の骨折ってやりたい
コンソメを溶かして作るオムライス隠したままの悲観精神
まごうことなき正直を見つけてる桜の下の壊れた死骸
暗がりで見つけた犬の目は丸い精神論なら間に合っている
火炎瓶選挙カー群れ投げつけてどういう罪になれるのだろう
平和だと思う満員電車中サラリーマンはジャンプ片手に
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