矛盾とは思って口にはしないけど死んでも忘れてほしくはないよ
選べたら記憶記憶の断片で公園ベンチで仰いだ若木
あなたにも私にもある心臓が今日に限ってやたらうるさい
人人がうらやましくて情けなく真夜中に作るポテトグラタン
こんなにも地球に優しい私です真夜中まよなか不審が通る
幸福が何であるかはわかってる浸透圧に負けた夜にて
手を置いたカウンターやたらピカピカでひとり勝手に遭難してる
想像のできる範囲で一生を終わらせそうでやたらむなしい
雨の日は見知った町も迷うから重い頭をずさんに上げる
いつだって世界の終わりがほしくって骨の外れた傘で待つ雨
関係に名前をつけるそれなりに優しいだけの上目遣いで
明日には変わるはずだろ雪も降る生き続ければ更新できる
優しいの浸透圧でだめになる一人でだって大丈夫だね