いつか裂く仮定家庭を布地としその真ッ白な巨大なシーツ
これまでの生き方全部が盾であり突き立つ弓を跳ね返してる
いまこのとき、壊れた、と感じ立ち止まる(そもそも理性はそういうものだ)
償いと言われがちなら単純で誰の上にも雨の降る降る
若者の全てだなんて言外に羨みだけを述べてるだけで
街灯の光きみの目反射してEye socket の原型を問う
首に巻く綿か錦か腸か千切れないなら何だって良い
目の前に手近にあった愛だからそういう求め方しか知らない
生活を再開すべく会う人へ媚びを売らぬかあるいは買うか
白菜の半身を買う冬になり忘れるだけの悔いを重ねる