正しさを主張する人怖い人誰かの弱さ認めない人
認識の違いだけでは重過ぎる鴉黙らす饒舌な酒
認識の違いだけでは重過ぎる鴉黙らす饒舌な酒
牛頭の父と女神の母のもとロックンロールを聞き分ける耳
クアトロのピザを頼んで残す二斤あなたとあなたの私の分の
汗をかく粘菌質の精神に殺人的に眩しい河原
蒸す夜に駄目だ駄目だと蛙鳴き殺す殺すと油蝉鳴く
ジリジリと濃縮還元される夏頭痛のように蝉の鳴き声
一緒、に、さ、誘う溺れる落ちていく銀色の鹿まばゆく熱帯
どうにでもなるくらい暑い夏が来る君と寂しさ忘れるほどの
双手にはラメ入りピンクフレンチの二丁拳銃ごとき暴挙を
バニラのせ倍倍カロリーハイカロリー幸福なんか安易で容易
空回る速度を知って音が鳴る自分の正しさあなたの病
こっそりと卑屈に怯え続けてる強く正しい女の人を
覚悟とか一生かけても出来ないや秋味ビールのあぶくは琥珀
好い人と悪い人なら極端で意地の悪さが好きか嫌いか
目が合った気がした今日も殺し屋に狙われ怯え会社に行こう
重たくてうるさいだけの頭ならいらないいらない捨ててしまおう
沸くお湯に輪をかけ夜は重くなるこんな淋しいむらさきの渦
願い事タイムマシンで過去へ行くそして私を抱きしめに行く
後悔をしたくなければ無視をする積み重ねてく不良債権
ふるさとの字面の甘い優しさに騙されかけてまた齢踏む
幾らでも叫ぶだけならしてやるさここは天国逃げ場のない地
窓のない建物ばかりあふれててしがない野性すり減らしてる
砂糖水みたいに安い嘘をつくピンクのカバは行進しない
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