短歌募集をされていました。
気になった短歌をご紹介。
海行こうって決めたまま付き合って三年経っても行かなかったな
(荻森美帆さん)
鍵閉める音までやさしく出てゆけばもう戻らないひとを待つ春
(太田宣子さん)
汚くてもどうしても別れを美化しがちなんですが、
純粋に歌としての美しさにひかれました。
ため息のような声がもれてしまうような、もう消化しきった別れ。
自分は下記を投稿。珍しくちゃんと作りました。で不採用。無様。
追いすがるだけの熱量持てなくて人混み紛れさらばこいびと
返される合鍵溶解炉に沈めターミネーターみたいに沈め
思い出は何かひとつも壊れたら全部崩れてジェンガみたいだ
断りもなく吐く息は上がってくごめんね好きになってしまって
独り占めしたい気持ちはあったのか好きだったのか果たしてそれは
追いすがるだけの熱量持てなくて人混み紛れさらばこいびと
半年後、否、三ヶ月、次週には君の目尻を忘れるでしょう
返される合鍵溶解炉に沈めターミネーターみたいに沈め
思い出は何かひとつも壊れたら全部崩れてジェンガみたいだ
断りもなく吐く息は上がってくごめんね好きになってしまって
独り占めしたい気持ちはあったのか好きだったのか果たしてそれは
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