終電車ブレーキの音悲鳴とか猫の声似て寝しなに溺れ
目の前に浮かんで消える不自由な魚たち傘重く濡らして
人のなか雑踏のなか歩いてく泳ぎの苦手な魚みたいに
柘榴剥く指の漿液きらきらと糸切り歯見せる彼は残酷
快楽は尽きる事なく上へ行く煮えた煮えたよ南瓜が煮えた
「お互いの身体を使ってお互いを満たすだけ」そんな事無い多分
雨の中発酵してく脳内ととんちんかんな君の鼻歌
起伏する心よお前を冷蔵庫入れて冷静にさせてやろうか
血を求め汗を求めて迷い込むエノテカ緑光る暗闇
好きだよ、と何度聞いても嘘だとか思えないでいる深夜25時
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