眠れない時間を起きて過ごせずに目を開いたまま夢を見ている
過去形の尊重なんかは磨耗して自分を支えることすら出来ぬ
能無しの現実ばかり責め立てる宿酔にて不惑を忘れ
無制限に肯定だけがほしくなる甘さを苦く噛みしめている
怖ろしい夜は全てを隠しきるそれを優しさだなんて言って
眠れずにいたって今日は終わります積算清算まぶたを閉じよ
断片の体を二つ、三つ拾い肯定ごっこをたしなむ夕餉
春の道は知った名前の花に会う知らない花にも挨拶をする
散歩する犬、花屋並ぶ藤の花、いろんなものに生かされている
本当の意味を知ってて無知ぶるの社会的弱者必須教養
革命の起こし方なら知っている歴史で身体の重りを付けて
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