2014年4月11日金曜日

題「塔」 歌会たかまがはら3月号

短歌募集をされていました。採用歌で気になったものをご紹介。

手の中の檸檬が人を殺すほど高い高い高い高い場所
(黒崎立体さん)

黒崎立体さんは詩も書かれている方で、いろんな媒体で
お見受けするけど、感受性の豊かさにいつもビックリする。
言葉の力強さをいつも感じさせて下さる方です。
塔、というちょっと難しい題詠でもこの力と個性、すさまじいです。

自分は下記を投稿。採用歌を見てから見ると
なんと腑抜けていることか。短歌採用されてないのに
番組で質問採用されたり。お恥ずかしい。

積み上げてきたこと全部壊してく伝わる言葉持たない二人

アパートの給水塔の光る午後走れ走れよ小さい背中

電波塔越して眺める梅の花負けてもいいとやさしく笑う

ちょっとだけ足りない分は背伸びして東京タワーとキスをしてみる

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