2015年4月17日金曜日

過去の短歌 南極大陸で

愛おしいから口含む訳じゃない怯えて軋むその目が見たい

誕生日ケーキみたいに明確な幸せ選んでみせてください

恋をしてあぶくになって溶けだして天然人魚ミルクサイダー

ヘイ、ハッピーターンを決めて走り出せ魔法の粉は俺らの神だ

いくつから恋とかするのが醜いに転換するか教えてハイジ

シルバニアファミリーみたく順当な家庭で育つ不穏物体

友達の兄の名前を知っている女子校マジック走る嬌声

帰る家無いと応えてかたつむり嘘には嘘を抱く君がいる

この爪はいつだか南極大陸であなたを裂いたその日の名残

人生の選択肢なんてほとんどはドロップ缶にあるもの全部

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