2019年1月4日金曜日

2018年9月くらいの短歌 世界戦争

望んでもいない未来の終わりごと丸め込まれる台風の夜

勇敢で美しく至れ眠り着く指輪物語子に説きながら

爪を切るうんざりだとか妬み等ぱきょんぱきょんと切り離しつつ

どろどろのでろでろになる真夜中にどうか寄る辺を決めないでいて

後悔を燃やし黄色い火を見てる大したことは無いのだすべて

生き死にの時を選べずただ走るそういうことが大好きでいる

温かい湖に沈む夢を見てこんな楽しく淋しい朝に

汚れてる手を洗っては汚してる救いようのない日なたの暮らし

振りかざす青い正義の臭うこと漂白剤のようにひりつく

届くとは思えないけど祈るだけ自分を救う何かのために

打ち崩す砂糖の城をいとおしむふたりぼっちの世界戦争

桃、レモン、果物の型、愛に見え果てないことを考えている

眠れない夜空の月はトンネルで知らぬ世界と繋がっている

0 件のコメント:

コメントを投稿