なすすべもなくエロティック白い皿夏の終わりに名残りの桃を
2019-072:雄
名を欠いてあなたのことを雄と呼ぶ雌と呼ばれぬ私のために
2019-073:穂
指の腹刺す夏の田の穂を摘み被虐的な神気取ってはいる
2019-074:ローマ
ローマ字を練習する子ら教えつつ縦読みfuckを仕込む弱さよ
2019-075:便
本当にどうしようもない帰国する便の番号覚えてしまい
本当にどうしようもない帰国する便の番号覚えてしまい
2019-076:愉
他の人他の世界はめちゃくちゃで輪をかけ壊れる愉快痛快
2019-077:もちろん
いま平気?もちろん平気なんかじゃない芋虫になる修行をしてる
2019-078:包
2019-077:もちろん
いま平気?もちろん平気なんかじゃない芋虫になる修行をしてる
2019-078:包
お祝いに持たす三徳包丁の深夜切れ味光る生肉
2019-079:徳
心には三徳包丁仕込んでて砥石で研いで君を待ってる
2019-080:センチ
心には三徳包丁仕込んでて砥石で研いで君を待ってる
2019-080:センチ
若者に夏、固有名詞尽くすまでセンチメンタル消えろよ早く
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