2018年9月14日金曜日

2018年6月くらいの短歌(2) だらしない

心ならどうにでもなるそんな日に火を点けて燃やすだらしない首

怖いなら自分が更に恐ろしい何かになれば溶かせる呪い

だいじょうぶ、夜はどこでも平等に誰の上にも訪れるので

台風のふうふうだけで飛んでいく夜はまばらに消える花たち

脳みそに降り始めた雨止まなくて傘すら持てぬそういう夜更け

尊敬も遠慮も全部いらなくて剥き出しをみたい子供みたいに

肉体が衰えることは知っていてにも関わらず心の皮肉

0 件のコメント:

コメントを投稿