思ってもいない言葉で尽くしきる手の甲に浮く血管を見る
死なない蛸、死ににくい蛸、死んだ蛸、防災無線で流される蛸
頬肉に刺さる魚の骨を抜くかつては海でゆらいだ背骨
明日には消えるぬかるみ柔らかく昼の尻尾を追いかけている
好きだった人が好きだった食べ物を食べるたび思う雪の降る町
次に転ぶワンパターンの目を予想するすごろく上の日々でおあがり
君よりも先に死ぬから言い逃げする進化と退化の行先を見よ
もう全部おしまいにして連れてくる冬の晴れ間の罪悪感だ
いざやろうと思えば仕事を欠勤し海をひたすら目指せるのにね
何もかも名前を付けて曖昧を許せないまま足枷にする
大切が何かの形をとるならばふわふわの犬であるとうれしい
今回も上書くだけの思い出も覆うだけの雪全然足りぬ
憧れも罵りも人のせいにして彼らの中身も内臓がある
いつかまた会えたら良いねその時はそういう種類の地獄に落ちる
2022年4月29日金曜日
2022年1月7日金曜日
2021年10月~2021年12月くらいの短歌 仰いだ若木
夜になる雨は降る降る眠れずに頭痛ばかりが重く重たく
矛盾とは思って口にはしないけど死んでも忘れてほしくはないよ
選べたら記憶記憶の断片で公園ベンチで仰いだ若木
あなたにも私にもある心臓が今日に限ってやたらうるさい
人人がうらやましくて情けなく真夜中に作るポテトグラタン
こんなにも地球に優しい私です真夜中まよなか不審が通る
幸福が何であるかはわかってる浸透圧に負けた夜にて
手を置いたカウンターやたらピカピカでひとり勝手に遭難してる
想像のできる範囲で一生を終わらせそうでやたらむなしい
雨の日は見知った町も迷うから重い頭をずさんに上げる
いつだって世界の終わりがほしくって骨の外れた傘で待つ雨
関係に名前をつけるそれなりに優しいだけの上目遣いで
明日には変わるはずだろ雪も降る生き続ければ更新できる
優しいの浸透圧でだめになる一人でだって大丈夫だね
矛盾とは思って口にはしないけど死んでも忘れてほしくはないよ
選べたら記憶記憶の断片で公園ベンチで仰いだ若木
あなたにも私にもある心臓が今日に限ってやたらうるさい
人人がうらやましくて情けなく真夜中に作るポテトグラタン
こんなにも地球に優しい私です真夜中まよなか不審が通る
幸福が何であるかはわかってる浸透圧に負けた夜にて
手を置いたカウンターやたらピカピカでひとり勝手に遭難してる
想像のできる範囲で一生を終わらせそうでやたらむなしい
雨の日は見知った町も迷うから重い頭をずさんに上げる
いつだって世界の終わりがほしくって骨の外れた傘で待つ雨
関係に名前をつけるそれなりに優しいだけの上目遣いで
明日には変わるはずだろ雪も降る生き続ければ更新できる
優しいの浸透圧でだめになる一人でだって大丈夫だね
2021年11月5日金曜日
2021年6月~2021年9月くらいの短歌 いつも正しい
新しい限界の数増やしたく豪雨の中を傘無しで行く
汗混じり薄荷の匂いはぬるくなる淋しさだけはいつも正しい
憂鬱の数を指折り両手では足りず我らの千手観音
ピーナッツバターで作る壁により我が王国の安寧を得る
家で作るドーナツの味知ってると色んな事がむつかしくなる
皆さんがすやすや眠っているあいだ世の中ちょっと良くしておくね
肯定を突き詰めてみればのさばってやがて竜にもなれるだろうに
幽霊に生理があるか客体の自分勝手に身をよじらせる
冬を呼ぶ早く冷たい空気吸い身がきれいだと錯覚したい
永久に読めなくて良い読み仮名を不幸になって無理矢理に知る
汗混じり薄荷の匂いはぬるくなる淋しさだけはいつも正しい
憂鬱の数を指折り両手では足りず我らの千手観音
ピーナッツバターで作る壁により我が王国の安寧を得る
家で作るドーナツの味知ってると色んな事がむつかしくなる
皆さんがすやすや眠っているあいだ世の中ちょっと良くしておくね
肯定を突き詰めてみればのさばってやがて竜にもなれるだろうに
幽霊に生理があるか客体の自分勝手に身をよじらせる
冬を呼ぶ早く冷たい空気吸い身がきれいだと錯覚したい
永久に読めなくて良い読み仮名を不幸になって無理矢理に知る
2021年8月6日金曜日
2021年3月~2021年5月くらいの短歌 肋にもなれる
孔雀にもペルセウス座の肋にもなれるといってなれなかったね
腐らせた卵の殻を割るように後悔なんて一瞬のこと
まぶしかった思い出だらけそれだらけ兵糧みたく食い繋いでる
誰からも大丈夫だってお墨付き私の為に泣いたら良いよ
意味なんてこじつけだけで十分で今日はだれかが祝われてた日
腹に乗る人の重さはいかほどか髪やら首やら足やら締まり
読まれない本をたくさん積み上げてわたくしだけの要塞と成す
どうにでもなっちゃえと思いなろうとし思いとどまる日が続いてる
手に持ったうるさい青は揺れたままあぶくになって消えてしまった
腐らせた卵の殻を割るように後悔なんて一瞬のこと
まぶしかった思い出だらけそれだらけ兵糧みたく食い繋いでる
誰からも大丈夫だってお墨付き私の為に泣いたら良いよ
意味なんてこじつけだけで十分で今日はだれかが祝われてた日
腹に乗る人の重さはいかほどか髪やら首やら足やら締まり
読まれない本をたくさん積み上げてわたくしだけの要塞と成す
どうにでもなっちゃえと思いなろうとし思いとどまる日が続いてる
手に持ったうるさい青は揺れたままあぶくになって消えてしまった
2021年3月26日金曜日
2020年冬~2021年2月くらいの短歌 犬歯と奥歯
他の人と分かち合えないわざわいを犬歯と奥歯で噛み潰してる
朽ちかけの水族館の水槽の岩陰にいる何かになりたい
眠れない夜に固まる色々をホットミルクのどぶに沈めた
生まれたての概念みたいな優しさで毛玉だらけのセーターを抱く
祈りだと思うだれかの幸福と明日は晴れたら良いなと思う
日常のあらゆることに間に合わず窓際に差す光を見てる
騒いでも夜は深々やってくる見えない筈の手品師の首
帰るには道がまっすぐ過ぎるから自発的迷子発作上等
一人だと好きに途方に暮れられる近所の犬は遠くへ吠えて
久々に割った玉子が双子とか些細な運に生かされている
服を着て溺れるみたい優しいね好きじゃないのに好きとは言えず
人間と人間の区切り位置を指定、空白置いてならえ左へ
複数の大人は君を駄目にしてキャベツ畑で裸足で踊る
毎日を食い寝て働き酒を飲み非生産性糞袋ゆえ
終わりまで見きり走ればいいだけだ足はどうにも海を目指すが
永久に間に合わなかった感覚をレースカーテン光が透ける
記憶にある海は君彼彼女らといつか早朝悪さした海
朽ちかけの水族館の水槽の岩陰にいる何かになりたい
眠れない夜に固まる色々をホットミルクのどぶに沈めた
生まれたての概念みたいな優しさで毛玉だらけのセーターを抱く
祈りだと思うだれかの幸福と明日は晴れたら良いなと思う
日常のあらゆることに間に合わず窓際に差す光を見てる
騒いでも夜は深々やってくる見えない筈の手品師の首
帰るには道がまっすぐ過ぎるから自発的迷子発作上等
一人だと好きに途方に暮れられる近所の犬は遠くへ吠えて
久々に割った玉子が双子とか些細な運に生かされている
服を着て溺れるみたい優しいね好きじゃないのに好きとは言えず
人間と人間の区切り位置を指定、空白置いてならえ左へ
複数の大人は君を駄目にしてキャベツ畑で裸足で踊る
毎日を食い寝て働き酒を飲み非生産性糞袋ゆえ
終わりまで見きり走ればいいだけだ足はどうにも海を目指すが
永久に間に合わなかった感覚をレースカーテン光が透ける
記憶にある海は君彼彼女らといつか早朝悪さした海
自分には難し過ぎる人生が他所様の価値観の物差し
柔らかい言葉で丸め要点は眠たくなっちゃう自己責任論
柔らかい言葉で丸め要点は眠たくなっちゃう自己責任論
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